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笹幸恵
2020.11.15 18:40日々の出来事

眞子様のお気持ち

先週金曜日、眞子さまが結婚についての
お気持ちを文書で発表された。
立皇嗣の礼が終わり、皇位継承に伴う
一連の儀式が終了したタイミングでのことだ。

そこには、
「今後の予定等については、今の時点で
具体的なものをお知らせすることは難しい状況」
としながらも、結婚は
「自分たちの心を大切に守りながら
生きていくために必要な選択」と記されていた。

婚約内定会見からから2年半、
週刊誌などに好き勝手に書かれながら、
どんなお気持ちで過ごしていたのかと思うと胸が痛む。

20代後半の2年半って相当に長い。
自分の20代後半の頃を振り返ってみてもそうだ。
当時、結婚など眼中になかった私でも、
30歳を目前にして「女性としてどう生きるか」という
悩みはいつも付きまとっていたし、
周囲の価値観に振り回されてもいた。
20代後半って、もがき苦しんだ印象しかない。

ある意味、思春期より多感ともいえるこの時期、
眞子さまは皇族であるがゆえに結婚が注目され、
またそれが批判の対象となる。
それ自体が、どんなに心に負荷がかかるかと思うけど、
文書に綴られたお気持ちには、凛とした強さを感じさせる。
どうか、若いお二人が幸せになれますように。

しかしネットに寄せられるコメントって本当にひどいね。
根も葉もない憶測を語る人、
えっらそーに秋篠宮家を分析してみせるヒョーロンカ、
コロナ禍の恨みを皇室にぶつける人・・・。
この無条件の「上から目線」って、一体どんな心理なのか。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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